南怡島への行き方と楽しみ方|加平から船で渡る、並木道と水辺の半日
雪が降るナミ島メタセコイアギル背の高い木がまっすぐ並び、その間を一本の道が延びていく。南怡島(ナミソム)は、そんな並木道を歩くために訪ねたい島だ。ドラマ『冬のソナタ』のロケ地として知られるが、作品を見ていなくても、木陰を歩き、川を眺め、カフェで休む半日を楽しめる。
春の若葉、夏の深い緑、秋の色づく葉、冬の枝先。同じ道でも季節によって表情が変わる。雪の日はひときわ印象的だが、冬ならいつでも積もっているわけではない。旅の主役は、訪ねた日に出合う木々の姿にしておこう。
ソウルから日帰りでき、島での散策に半日ほど取ると、並木道だけを駆け足で見て帰らずに済む。食事や絵本の展示を組み合わせれば、子ども連れでも歩き続けずに過ごせる。ロケ地巡り、自然の中での散歩、家族の外遊びと、同行者の興味に合わせやすいのも魅力だ。
場所は少し紛らわしい。島そのものは春川市にあるが、一般の船が出るのは京畿道・加平側の船着き場。「春川の観光地だから春川駅へ」と考えず、まず加平の南怡島船着き場を目指そう。
加平駅から船着き場へ。往復の船代は入場料に含まれる
加平船着場とナミ島の間を行き来する旅客船公共交通なら、京春線またはITX青春で加平(カピョン)駅へ。ITX青春は、地下鉄と同じ感覚でそのまま乗る列車ではなく、別に乗車券を用意する。出発地からの乗り継ぎと合わせて、利用する列車を選びたい。
駅から船着き場までは、バスかタクシーを乗り継げる。南怡島の公式アクセス案内では、徒歩なら約20分とされている。歩くかどうかは荷物や天候で決めよう。島に渡ってからも歩くので、暑い日や雨の日は駅からの区間を短くしてもよい。
2026年10月12日に確認した公式料金案内では、一般船で往復する通常の一般料金は19,000ウォン。島への入場と往復乗船が含まれる。行きにモーターボートを使う商品は別料金なので、オンラインで買うときも移動方法を確認しよう。
船に乗っている時間は約5分。短い川の旅でも、岸を離れると気分が切り替わる。切符の購入や乗船待ちもあるため、到着から5分で散策開始と考えず、帰りも列車までの余裕を残したい。最終便や増便は季節で変わるので、渡るときに当日の帰りの便を確かめよう。
入口の「ナミナラ共和国」「入国」という言葉は観光上の演出だ。海外へ出国する手続きではない。「パスポート」と名付けられた商品も期間制の会員券なので、一度の観光で必ず購入するものではない。
中央の並木道を歩き、帰りは川沿いを選ぶ
背の高い松の木が並ぶナミ島の森の道島に着いたら、入口側の船着き場「ナミナル」と中央広場、メタセコイア並木道の位置を地図で確認しよう。最初は内側の道を歩いて中央へ向かい、見たい並木道を通り、帰りに川沿いの一部を歩くと、森と水辺を両方楽しめる。
中央のチョウセンゴヨウの並木道と、メタセコイア並木道は別の道だ。枝の出方や葉のつき方に目を向けると、それぞれの違いが見えてくる。まず少し離れて並木全体を眺め、次に一本の幹や枝を見上げると、木々の高さがよくわかる。
記念撮影では、人を小さめに入れると並木の大きさが伝わる。奥へ続く道を画面に残し、通行の切れ目で手早く撮ろう。人の少ない一瞬を待つ間にも、風が枝を揺らす様子や木漏れ日を楽しめる。
紅葉の木と避難所のある南怡島の川辺川沿いへ出ると、木々の間から北漢江が見える。ベンチでひと休みし、行き交う船を眺める時間も取りたい。中央の道が混み合っているときには、水辺へ回るだけで歩く気分が変わる。
外周を全部歩くことにこだわる必要はない。帰りの船の時間や同行者の歩くペースに合わせ、途中で中央へ戻る道を選ぼう。島の散策を「一周すること」ではなく、「気に入った並木道と水辺を一つずつ楽しむこと」と考えると、食事や寄り道の時間も残る。
タッカルビでひと休み。絵本や展示をのぞく楽しみも
中央広場の周辺に出たら、食事や休憩を挟もう。船に乗る前に必ず昼食を済ませる必要はなく、島内にも韓国料理、アジア料理、ピザやパスタなどの選択肢がある。景色を眺めながら歩いたあとに、座って温かい料理を食べられるのはうれしい。
この地方らしい料理を選ぶなら、タッカルビが候補。鶏肉に味を付けて焼く料理で、鉄板で野菜と炒めるものや、炭火で焼くものがある。辛い味付けが一般的なので、辛さを避けたい人は注文前にメニューを比べよう。公式の食事案内から、その日に利用する店を選べる。
軽く済ませたい人なら、スウィング・カフェ&ベーカリーでパンと飲み物を選ぶ方法もある。お茶をゆっくり味わうならティーハウス・チャダムへ。こちらは茶の専門店として案内されており、コーヒーの店を探している人は別のカフェを選びたい。
島には、自然の景色とは違う楽しみもある。ユニセフラウンジの国際児童図書館や絵本の遊び場では、世界の絵本に触れられる。文字が読めなくても、絵を見比べながら親子で過ごせる場所だ。美術が好きなら、ピョンファラン(평화랑)などの展示空間を一つ加えてみよう。
公式文化芸術案内には、ギャラリーや絵本の施設が紹介されている。散策だけを長く続けるより、昼食の前後に屋内の立ち寄り先を一つ決めておくと、一日の過ごし方に幅が出る。
並木道の間に隠れる、小さな庭を探してみよう
瓶と石造りの造形物が置かれた露庭園大きな並木道から少し目を移すと、壺や石、ガラスを使った小さな庭が現れる。イスル庭園(이슬정원)も、その一つ。整然とした木の列とは違い、素材の形を楽しみながら眺める場所だ。
遠くから全体の形を見たあと、壺の丸みや壁の表面を近くで見てみよう。水や周囲の緑が加わることで、身近な素材が庭の景色になる。作品のある場所を次々に探すより、面白いと思った一か所で足を止めるほうが、小さな発見がある。
こうした庭の配置や装飾は変わることもあるので、現地の案内図や看板を頼りに歩きたい。庭の中へ踏み込まなくても、通路から角度を変えるだけで、石や植物の重なりが違って見える。
道のそばでリスやクジャクに出合うこともある。人の近くにいても触れ合い用の動物ではないので、少し離れて観察しよう。子どもと一緒なら、動きや色を見つけて話すだけでも、島の散歩が楽しくなる。
帰りの船まで、無理なく楽しむために
ベビーカーや車椅子で訪ねる場合は、船の乗り降りと島内の路面を分けて考えよう。島内には土の道や木の根がある区間もある。入口の案内所で歩きやすい経路や貸し出しについて尋ね、中央の施設に近い道を中心に組み立てると過ごしやすい。
自転車やキックボードを持参して渡る予定なら注意が必要だ。公式案内では個人の乗り物は船に積むことが難しいとされ、ドローンの持ち込みも認められていない。島内で自転車を利用したい場合は、バイクセンターの貸し出し条件を確認しよう。
愛犬と訪ねる人は、2026年10月12日時点でリードを着けた20kg未満の犬が原則の対象。指定犬種の制限や、補助犬の別条件があり、島への入場と宿泊・屋内施設の利用条件も同一ではない。公式の同伴案内を出発前に確認しておきたい。
帰るときは、船着き場までの徒歩、乗船待ち、加平駅への移動をひと続きで考えよう。南怡島のあとにアチムゴヨ樹木園などを訪ねる場合も、船を下りてから別の陸路移動が必要になる。初訪問なら島に十分な時間を取り、並木道と川辺、気になる店を一つ楽しんで帰るだけでも、ソウルから出かける価値のある一日になる。
出典
2026-10-12 확인
https://www.namisum.com/277
https://www.namisum.com/35/?bmode=view&idx=5556118
https://www.namisum.com/35/?bmode=view&idx=5556109
https://www.namisum.com/35/?bmode=view&idx=5556108
https://www.namisum.com/41
https://www.namisum.com/339
https://www.namisum.com/282
https://www.namisum.com/34/?bmode=view&idx=5557493
https://www.namisum.com/35/?bmode=view&idx=5556104
https://www.namisum.com/83
https://www.namisum.com/77
https://garden.koagi.or.kr/cpage/garden/private/Detail.do?garden_id=PVG00163
https://access.visitkorea.or.kr/cos/detail.do?cotId=95d69b4f-2004-40ce-a82f-d135c71e28cd
https://www.naminara.net/main/index.php
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