国際市場と富平カントン市場|雑貨探しから夜市まで、釜山の市場を楽しむ
国際市場近く、南浦洞の商店街の夜景、2019年釜山で市場を一日楽しむなら、昼の買い物と夜の食事を分けて考えると面白い。国際市場で服や雑貨を見て、富平カントン市場へ移り、お腹が空いたら屋台料理を選ぶ。近くにある二つの市場をつなぐだけで、品物の山を眺める午後から、湯気の立つ夜へと街の表情が変わる。
国際市場(クッチェシジャン)は、衣料品、かばん、生活用品など、幅広い商品が集まる商業地。富平カントン市場(プピョンカントンシジャン)は、日中の食材や惣菜に加え、夜市の食べ物を目当てに訪ねる人も多い場所だ。二つは隣り合っているが、同じ営業時間で動く一つの施設ではない。買い物が目的なら日中を、夜市が目的なら夕方以降の予定を確保しよう。
歩く出発点には地下鉄1号線のチャガルチ駅が便利。BIFF広場側から国際市場へ入る流れがわかりやすく、南浦駅から光復路を歩いて合流することもできる。地図には二つの市場を別々に登録しておきたい。市場の路地へ入る前に、大きな通りの方向をつかんでおくと、寄り道を重ねても戻りやすい。
国際市場の面白さは、品物の種類と店の密度
国際市場の屋根付き通路と商店。2018年9月撮影。国際市場では、見たい品物のある路地を選ぶことから始めよう。衣料品の並ぶ区画を歩き、生活雑貨が気になれば横へ曲がる。店先の間隔が近く、目線を少し動かすだけで次の商品が目に入る。百貨店のフロアを順番に回るのとは違い、自分の興味で道が決まっていく。
市場の始まりは、1945年の解放後に持ち寄られた品物を売買する場にさかのぼる。その後、朝鮮戦争による避難民の商い、港へ入るさまざまな物資が加わり、規模を広げた。いまの豊富な品ぞろえを眺めるときも、人と物が集まってきた歴史を少し思い浮かべると、単なる買い物以上の面白さがある。
何か一つ探すなら、近い品物を扱う店を何軒か見てから決めるとよい。値段だけでなく、素材や作り、用途に合うかを比べよう。市場だから何でも安い、すべての値段が交渉できる、と決めつけず、表示と店の説明を基準に選びたい。
区画や店の名前は、戻るための大切な目印になる。通りの入口と気になった店を地図に残しておけば、食事のあとにもう一度寄ることもできる。いったん大きな通りへ出て現在地を確かめるほうが、似た店先を何度も探して歩くより早いこともある。
かばんの店では、形より先に使い道を考える
かばんや旅行用品が並ぶ国際市場の売り場、2024年国際市場には、一つの品目をさまざまな形や大きさでそろえる店がある。かばんを探すなら、肩に掛けたときの長さ、ファスナーの動き、ポケットの位置まで見比べてみよう。旅行用のケースなら、持ち上げたときの重さや車輪の動きも選ぶ手がかりになる。
服の場合は、同じサイズ表記でも実際の寸法が違うことがある。試着できるか、測ってもらえるかを聞き、交換の条件は支払う前に確認しておこう。一つだけ買うときと複数買うときで価格が変わる場合もあるので、必要な数を伝えると話がわかりやすい。
買い物を楽しんだあとに夜市へ行くなら、大きな品物の受け取りは最後にするか、宿へ戻る時間を挟むと動きやすい。両手がふさがったまま屋台で何品も注文するのは、思いのほか難しい。買うものが決まっている日は、店の休業日も確認したい。国際市場全体の観光案内と、目的の店の営業は必ずしも一致しない。
富平カントン市場で食べたい、釜山らしい三つの味
富平カントン市場の入口看板と商店街、2017年「カントン」は韓国語で缶を指す言葉。富平の市場名には、輸入された缶詰などが売られていた時代の記憶が残る。いま訪ねるなら、まずは市場の入口を確かめ、食材や惣菜の並ぶ通路へ。夜市が始まる前にも、日常の買い物の場としての面白さがある。
温かいものが欲しくなったら、ユブチュモニ(유부주머니)を探してみたい。油揚げの袋に春雨や野菜などを詰めた料理で、汁とともに味わうのが楽しみ。ご飯を包むいなりずしとは、中身も食べ方も違う。練り物と一緒に煮たユブチョンゴルという鍋仕立てもあり、歩き回ったあとの食事に向いている。
国際市場の食べ物横丁などで親しまれているのが、ビビンタンミョン(비빔당면)。ゆでた韓国春雨に具をのせ、辛みのあるたれを混ぜて食べる。春雨を炒めるチャプチェとは別の料理で、つるりとした食感を楽しめる軽食だ。練り物や青菜、海苔などの具は店によって変わる。
そして釜山らしい身近な味が、魚のすり身から作るオムク(어묵)。いわゆる韓国式の練り物で、形や具材の違いを見るだけでも楽しい。熱い汁とともに食べるもの、そのまま持ち帰るものなど、売り方もさまざま。食べ歩き用か、宿で食べる分かを伝えて選ぶとよい。
一度に全種類を注文せず、まず一品を味わってから次を決めよう。辛い料理のあとに温かい汁物を選ぶなど、味を変えると少量でも満足しやすい。座って休みたい人は、屋台の簡易席だけを当てにせず、食堂での一食を先に組み込んでおくと楽だ。
夜市では、一往復してから食べたいものを決める
富平カントン夜市の照明と飲食店の通路、2018年富平カントン夜市は、通路に明かりと食品の販売台が加わり、日中とは違うにぎわいになる。韓国の軽食だけでなく、海外の料理を取り入れたメニューにも出合える。定番を一つ決めて訪ねる楽しみもあるが、現場で「これが食べたい」と選ぶ余地を残しておきたい。
着いてすぐ何品も買うより、まず短い区間を歩いてメニューと量を見ると選びやすい。串物、汁のある料理、飲み物では、手に持って食べるために必要な余裕が違う。同行者と少量ずつ分ければ、いろいろ試しながら次の店へ進める。
夜市の販売台と、昼から営業している既存の店は別に動く。夜市だけ休む日もあり、遅い時間に着けば全店がそろっているとも限らない。2026年10月12日の確認時点でも観光資料に営業時間の違いがあるため、訪問日の営業は市場の観光案内の問い合わせ先や現地表示で確かめたい。深夜まで営業するという古い情報だけで、到着を遅くしすぎないようにしよう。
写真に写る昔のメニューや価格が、現在もそのまま続いているとは限らない。目の前の表示を見て、値段と個数を確かめてから注文するのが確実だ。支払い方法も店ごとに異なるので、少額の現金があると、小さな買い物にも対応しやすい。
昼の買い物を主役にする日、夜の食事を主役にする日
買い物中心なら、チャガルチ駅から国際市場へ入り、気になる区画を見てから富平で食事をする。時間が残れば宝水洞の古本屋通りへ寄るか、光復路に戻ってお茶を飲む。夕方までにひと区切りつくので、夜市を待たない過ごし方でも十分に楽しめる。
夜市中心なら、日中に国際市場を隅々まで歩く必要はない。別の観光を済ませてから富平へ向かい、軽く店を見て食事に移ればよい。両方を楽しみたい日は、午後の買い物と夜の食事の間に、座って休む時間を入れよう。
屋根のある通路が多くても、駅からの移動や二つの市場の間まですべて屋内ではない。雨の日は市場内で見る区画を絞ると動きやすい。車いすやベビーカーの場合は、入口までの段差の有無だけでなく、通路の混雑と商品が張り出した区間にも気を配りたい。
国際市場の品物の多さと、富平の食べ物の選択肢。どちらも一度に全部楽しもうとせず、「今日は雑貨と温かい一皿」「今夜はいろいろ少しずつ」と目的を決めてみよう。大きな市場が、ぐっと自分のペースで歩ける場所になる。
出典
확인일: 2026-10-12
https://access.visitkorea.or.kr/ms/detail.do?cotId=b26b8175-7953-4512-9f52-89299eded395
https://access.visitkorea.or.kr/ms/detail.do?cotId=a855c95c-ef06-418a-9148-64268ea4d24f
https://access.visitkorea.or.kr/ms/detail.do?cotId=706f4750-9b43-4b5f-98b4-990b046e341e
https://www.busan.go.kr/news/totalnews01/view?dataNo=72197
https://korean.visitkorea.or.kr/detail/rem_detail.do?contype=11000&cotid=87d5b004-4f3f-4c51-8b7b-e0580034a22f
https://japanese.visitkorea.or.kr/svc/thingsToDo/foodTrip/special_view.do?vcontsId=179818
https://www.visitbusan.net/index.do?lang_cd=ko&menuCd=DOM_000000201013001000&uc_seq=400
https://www.bsjunggu.go.kr/dong/board/view.junggu?boardId=BBS_0000112&dataSid=260106&menuCd=DOM_000001111004001000