旌善アリラン市場で郷土料理を|五日市の日程と、そば・山菜の味わい方
農産物や生活用品の店が並ぶ旌善アリラン市場の通路山菜の束や乾物を眺めて歩くと、鉄板でチヂミを焼く香りがしてくる。旌善(チョンソン/정선)アリラン市場は、江原の山あいで育まれた食文化を、買い物と食事で楽しめる市場だ。そば、ジャガイモ、トウモロコシ、山菜。同じ韓国料理でも、ソウルの屋台巡りとは違う材料や料理名に出会える。
訪ね方は、郷土料理を目当てに常設の店を巡るか、露店も加わる五日市に日程を合わせるかで変わる。にぎやかな市を見たいなら開催日を先に選び、料理が目的なら食堂で何を食べるかを決めておこう。市場で昼食をとり、食後に店先をのぞいてからアラリ村へ足を延ばすと、旌善の町らしい一日になる。
まずは通路をひと回りして、食堂と持ち帰りの売り場を見比べたい。目に入った料理を次々に買うより、ご飯か麺で一食にするのか、小さな焼き物を分けて食べるのかを決めると、好みの味を選びやすい。
五日市は「2と7の付く日」。土曜市もある
アーケードの下に商人や訪問者が集まる旌善市場2026年10月12日確認の旌善郡の案内では、五日市は毎月2・7・12・17・22・27日、週末市は毎週土曜日。「五日市」という名前は、毎月5日に開くという意味ではない。旅行の日程表に、市の日を先に書き込んでおくと覚えやすい。
常設の食堂や商店もあるため、五日市以外の日に何もできないわけではない。ただし、露店の数や並ぶ品物、店ごとの営業は同じではない。特定の料理店へ行く場合は、その店の営業日を確かめよう。市場全体の案内時間が、そのまますべての店のラストオーダーになるわけでもない。
アーケードのある通路は、天候が変わっても見て回りやすい。乾物や農産物だけでなく、靴や日用品の店も並び、観光客の食べ歩きだけで成り立つ場所ではないことが分かる。外の道にも続くので、完全な屋内施設と思わずに訪ねたい。
混む日には、食べ物を手に持ったまま人波を進むより、座って食べられる店を一つ選ぶほうが落ち着く。待ち合わせには「市場の入口」だけでなく、出入口の名前や目立つ看板を決めておくと見つけやすい。
鉄板の前で迷ったら、そばの焼き物から
旌善市場の鉄板で焼かれるさまざまなチヂミKorea.net / Korean Culture and Information Service (Jeon Han) · 原本 · CC BY-SA 2.0 ·
軽く食べ始めたいなら、メミルジョン(메밀전)。そば粉の生地を薄く焼くチヂミで、具と生地を一緒に味わう。メミルジョンビョン(메밀전병)は、薄い生地で具をくるんだ料理だ。キムチなどを使うものは辛みがあるので、外側の色が淡いからといって辛くないとは限らない。
ジャガイモのチヂミはカムジャジョン(감자전)。甘いものがよければ、ススブクミ(수수부꾸미)も探してみたい。雑穀のタカキビを使う生地で小豆の餡などを包んで焼くおやつで、塩味のチヂミとはまた違う味わいになる。
いろいろ試したいときは、盛り合わせに何が入るかを聞いてから注文しよう。一枚ずつの値段か、一皿の値段かも店によって違う。二人以上なら、最初から人数分の大きな皿を頼まず、一皿を分けて食べてから追加すると、ほかの料理も試しやすい。
そばや野菜を主に使う料理でも、つなぎの粉、具、だしまで植物性とは限らない。アレルギーや食べられない材料がある場合は、料理名だけで判断せず中身を聞きたい。食感や辛さも店ごとに違うので、「何が入っていますか」と尋ねることが、食べ比べの入口になる。
しっかり食べるなら、コンドゥレご飯か郷土麺
コンドゥレナムルをのせたご飯Republic of Korea from Seoul, Republic of Korea · 原本 · CC BY-SA 2.0 ·
旌善の代表的な一食が、コンドゥレバプ(곤드레밥)。山菜のコンドゥレをご飯と合わせた料理で、やわらかな葉の食感と香りを楽しむ。添えられた味付け用のたれは少しずつ混ぜると、自分の好みに調整しやすい。おかずの内容や、器に盛るか石鍋で出すかは食堂によって変わる。
麺を食べたい人には、コットゥンチギククス(콧등치기국수)。太めのそば麺を汁と一緒に食べる郷土料理で、「すすると鼻に麺が当たる」という名前の由来も伝わる。細く整った麺を想像するより、素朴な太さと食べ応えを楽しみたい。
オルチェンイククス(올챙이국수)も、名前が気になる料理だ。「オタマジャクシ麺」という意味だが、動物が入っているわけではない。トウモロコシから作る生地を穴のある道具に通し、短く落ちた形をオタマジャクシに見立てたもの。箸で長い麺をすするより、スプーンですくって食べると分かりやすい。
ご飯、そば麺、トウモロコシの麺は、それぞれ材料も食感も違う。同じ食堂に数種類があれば、同行者と別の料理を選んで比べるのもよい。温かい汁物か冷たい仕立てか、辛い薬味が入るかは、注文時に確かめよう。
食後の買い物では、生の山菜と乾燥した山菜を区別して選びたい。初めて買うものは名前、戻し方、下ごしらえの方法を聞き、袋の表示も残しておく。重さや産地も見比べ、使い切れる量を買うと、食堂で出会った味をあとで料理に取り入れやすい。
食後はアラリ村で、山あいの住まいを見て歩く
アラリ村に再現された伝統家屋と周囲の木々Korea.net / Korean Culture and Information Service (Jeon Han) · 原本 · CC BY-SA 2.0 ·
市場のあとにもう一か所訪ねるなら、朝陽江のほとりにあるアラリ村(アラリチョン/아라리촌)が候補になる。朝鮮時代の旌善や江原の住まいを再現した施設で、昔の民家がそのまま残る現役の集落とは違う。
家を眺めるときは、屋根に使われている材料に注目したい。瓦だけでなく、木の皮など身近な材料を用いた住まいもあり、雪や風のある山間地でどう暮らしたかを知るきっかけになる。説明板を読みながら、家ごとの構造の違いを見比べると楽しい。
市場で食べたそばやトウモロコシの料理も、山地の暮らしとつながるもの。食事のあとに住まいを見ると、この地域で使われてきた材料が、台所の外にも広がって見えてくる。
近くにはアリランを紹介する文化施設もある。歌や公演を目的にする場合は、展示を見ることと舞台を観ることを分け、開催日と回を先に調べよう。市場の日に来ればいつでも同じ公演が見られる、と決めつけずに予定を合わせたい。
アラリ村の公式施設案内には、瓦屋根の家のほか、ノワジプ、クルピジプ、クィトゥルジプなど六種類の家が挙げられている。名前の分からない一軒をただ眺めるより、現地の解説と照らし合わせ、屋根の葺き方と壁の組み方を分けて比べてみよう。建物だけでなく、水車や臼、農具工房もあり、市場で食べた穀物が食卓へ来る前の暮らしにも関心を広げられる。
文学が好きな人には、朴趾源の小説「両班伝」の登場人物を紹介する像が並ぶ一角もある。伝統家屋の展示と小説の人物像を合わせて見ることで、住まいの形だけではない、昔の社会や身分への視点が加わる。公演の実施時刻に合わせられない日も、建築と道具、物語を読む散策として訪ねられる。
旌善邑の町歩きと、郊外の体験を分けて組む
山と川に囲まれた旌善邑の過去の風景旌善邑の市街地は、川と山に囲まれている。市場で食べ、周辺の道へ出て山の近さを感じると、山菜や雑穀の料理を味わった印象も深まる。都市の買い物街とは違う町の規模を楽しみながら、午後の散歩を続けよう。
大きな買い物をするなら、食事と見学を終えてからにしたい。乾物でも数袋になると重く、持ち帰りの料理は保存方法も気になる。市場の外を長く歩く予定なら、何をいつ買うかを決めておくだけで身軽に動ける。
公共交通で帰る日は、旌善公営バスターミナルや利用する停留所からの便を先に確認する。観光列車を使いたい場合も、過去の旅行記事にある発車時刻を当てにせず、訪問日の実際の運行を調べよう。食事の待ち時間が延びても乗り遅れないよう、余裕を持って市場を出る計画にしたい。
旌善レールバイクの九切里方面は、市場の隣ではない。そちらも訪ねるなら、道路移動と予約した乗車時間を別に確保する。市の日の活気を楽しみたい旅なら、市場とアラリ村を中心にしても十分。料理名を一つ覚え、好きな味を見つけるつもりで訪れると、旌善の食文化が身近になる。
出典
2026-10-12 확인
https://erms.jeongseon.go.kr/tour/jeongseontour/attractions?contentSeq=254764&mode=read
https://data.visitkorea.or.kr/page/132003
https://chinese.visitkorea.or.kr/svc/contents/contentsView.do?vcontsId=106025
https://www.korea.net/NewsFocus/FoodTravel/view?articleId=125084
https://www.korea.net/NewsFocus/FoodTravel/view?articleId=120035
https://english1.visitkorea.or.kr/e_book/access/ecatalogt.jsp?Dir=569&callmode=normal&catimage=&eclang=ko&start=42&um=s
https://access.visitkorea.or.kr/ms/detail.do?cotId=5c451eda-3318-4298-9601-ecae925360bd
https://bis.jeongseon.go.kr/schedule
https://korean.visitkorea.or.kr/detail/rem_detail.do?cotid=beeeecd2-16d0-4ca3-8a1c-77103479454b
https://erms.jeongseon.go.kr/tour/travelinformation/food_story
https://korean.visitkorea.or.kr/detail/rem_detail.do?cotid=7d222a81-7374-4736-9ddd-f40d684b225f
2026-10-25 일본어 보완 검수: 정선아리랑문화재단·정선군 공식 아라리촌에서 여섯 가옥 종류, 방아와 농기구공방, 양반전 조형물 확인.
https://www.jacf.or.kr/jacf/pageview.php?url=sub04f
https://www.jeongseon.go.kr/tour/jeongseontour/attractions?contentSeq=816&mode=read