昌徳宮・昌慶宮の回り方|後苑の予約と二つの宮殿を歩く順番
昌徳宮の仁政殿と広い中庭堂々とした仁政殿から、木々に囲まれた池と東屋へ。昌徳宮(チャンドックン)は、建物を見るだけでなく、地形に沿って宮殿と庭が続く様子を歩いて感じたい場所です。隣の昌慶宮(チャンギョングン)まで足を延ばすと、明政殿の端正な姿、春塘池の水辺、白いガラス温室と、また違う景色に出会えます。
二つの宮殿を一緒に見るなら、最初に決めたいのは昌徳宮の後苑へ入るかどうか。昌徳宮の一般観覧区域、後苑、昌慶宮は入場の区分が違います。後苑を予約する日は、その時刻を軸に予定を組みましょう。建築が一番の目的なら二つの正殿を見比べ、庭園をゆっくり歩きたいなら昌徳宮だけに時間をかける選択もあります。
入場券は三つの区分で考える
昌徳宮への起点は地下鉄3号線の安国駅。2026年10月12日確認時点では、正門の敦化門が修理中のため、入口は西側の金虎門(금호문)へ変更されています。写真で見た大きな正門を、そのまま入場口の目印にしないようにしましょう。昌慶宮から始める場合は、4号線の恵化駅から弘化門側へ向かう経路があります。
チケットの整理は、①昌徳宮の建物がある一般区域、②昌徳宮後苑、③昌慶宮、と分けると簡単です。後苑を見るには後苑分だけでなく、昌徳宮の一般観覧分も必要。昌慶宮へ移る際には同宮の入場券を用意します。宮殿の統合観覧券を使う場合も、現在の対象範囲には昌徳宮後苑が含まれない点に注意してください。無料・割引の条件も、一般区域と後苑で同じとは限りません。
後苑は人数を限った時間指定の観覧です。希望日と言語別の回を公式予約案内で選びます。当日販売もありますが、売り切れることがあるので、後苑が旅の目的なら事前予約を考えたいところ。予約時刻は宮殿の外の門ではなく、内部にある後苑入口での入場時刻です。正門側の検札と、後苑入口まで歩く時間を見込んで到着しましょう。
両宮の通常の休宮日は月曜日で、韓国の祝休日と重なる場合は次の非祝休日へ移ります。昌徳宮は季節で入場締切が変わり、昌慶宮には夜の一般観覧もあります。ここまでの運営情報は2026年10月12日確認。訪問前は日付を選んだ公式案内で、入口と入場時間をもう一度確かめておくと安心です。
後苑の予約後は、当日のチケットの出し方も確認しておきましょう。2026年10月に確認した宮陵遺跡本部のFAQでは、予約内容を券売機または窓口で示して紙の券に替える方法と、予約サイトにログインしてモバイル券を表示する方法があります。モバイル券のボタンは入場30分前から表示され、券売機での後苑券の発券は予約時刻の20分前まで。予約完了画面を保存しただけで入場準備が済んだと思わず、利用する方法を決めておくと安心です。
一般区域の定時解説は、後苑とは異なり事前予約不要で、仁政門の向かいの案内図前から出発します。公式の所要目安は約50〜60分。日本語の回を選ぶ日は、ここを集合場所として地図で確かめておくと、宮殿入口や後苑入口との取り違えを防げます。
儀式の庭から、王室の暮らす建物へ
昌徳宮・大造殿の開いた扉越しに見える室内の家具と建具昌徳宮では、仁政殿の前庭と、熙政堂・大造殿などの建物を続けて見ると、同じ宮殿内でも役割の違いが分かります。国家の儀式に使われた広い庭から、王や王族が過ごした区域へ。建物名をすべて覚えなくても、庭の広さ、建物の高さ、門を抜けた先の見通しに目を向けるだけで、空間の使い方が見えてきます。
大造殿の周辺では、窓や建具、公開範囲から見える室内のしつらえにも注目を。古い韓国の建物だからといって、中が一様な造りとは限りません。扉が開いていても自由に入れるとは限らないため、室内の見学は当日の公開案内に従います。
小さな門と、つながる屋根を見つける
昌徳宮の連なる殿閣と小さな門大きな正殿の次は、建物同士のつながりを見てみましょう。高低差を埋める階段、細い廊下、塀の下に開いた小さな門。正面から一棟ずつ撮るだけでは気付きにくい構造があり、土地の起伏に合わせて建てられた宮殿だと実感できます。
背景を知りたい人には、公式の定時解説も選択肢です。日本語の実施回や集合場所を確認し、後苑の予約と時間が重ならないようにすると、見学を組み立てやすくなります。
後苑では、庭を歩く時間そのものを楽しむ
昌徳宮の後苑の池と東屋後苑に入ると、正殿の石敷きの庭とは空気が変わります。木々の間を進むと池が開け、水際に東屋が現れる。建物だけが主役になるのではなく、木立と水面、斜面が一緒に風景をつくっています。季節の葉色も楽しみですが、緑の濃さや池への映り込みなど、同じ庭の中の小さな違いにも目を向けてみてください。
時間指定の回は、遅れると入場できません。予約前に一般区域を全部見ようとするより、後苑入口へ先に向かい、観覧後に建物を回す方が合う場合もあります。入場後は、その回の案内に従って解説に参加するか、許可された区域を個別に見学します。
池だけでなく、坂道もある庭園
昌徳宮の後苑にある宙合楼と高さの異なる階段宙合楼のある高台のように、後苑は平らな庭を一周するだけの場所ではありません。坂や土の道があり、建物の区域より歩行の負担が大きくなることがあります。ベビーカーや車いすで訪れる場合は、利用できる経路をあらかじめ問い合わせると計画しやすくなります。
天候や修理によって観覧経路が変わることもあるため、特定の東屋に必ず近づける前提にはしない方がよいでしょう。目当ての撮影場所だけを急いで探すより、その日に歩ける道をたどりながら、宮殿の奥に広がる庭の大きさを味わいたいところです。
咸陽門を通って、昌慶宮へ
門の向こうに見える昌慶宮の明政殿両宮を結ぶ咸陽門は、いったん外の道路へ出ずに移動できる接続点です。ただし別の宮殿への入場になるため、必要な観覧券と門の利用時間を確認します。再入場はできないので、移る前に今いる宮殿で見たい場所を回っておきましょう。咸陽門がつながるのは昌徳宮の一般区域で、昌慶宮から後苑へ直接入る近道ではありません。
昌慶宮では、まず明政殿の庭へ。昌徳宮の仁政殿は屋根が上下に重なって見えますが、明政殿は一層の屋根です。二つを続けて見ると、正殿の規模だけでなく、門からの見え方や庭を囲む廊下の違いにも気付きます。
北側の春塘池へ向かうと、建物中心の見学から、水辺を歩く時間へ移っていきます。大温室まで足を延ばしてから弘化門へ戻れば、恵化・大学路方面につなぎやすい終わり方に。安国や益善洞で食事をしたい日には、最終的にどちら側へ出るかを先に考えておくと、宮殿の外で歩き直す距離を減らせます。
白い大温室が伝える、宮殿の別の時代
昌慶宮・大温室の白い枠とガラスの外壁昌慶宮の大温室は1909年に建てられた近代の温室で、朝鮮時代の殿舎とは異なる時代の建物です。瓦屋根と丹青を見てきた後に、白い枠とガラスが現れると、宮殿が一つの時代だけでできているわけではないと分かります。外観の軽やかさだけでなく、王室の空間が変化してきた歴史も感じられる場所です。
植物と、ガラスを支える構造を見る
大温室内の通路と植物内部が公開されているときは、植物に加えて細い柱や屋根の構造も眺めてみてください。大きな植物園を回るというより、歴史ある温室の中に入り、光と緑の組み合わせを楽しむ見学に向いています。
夜の昌慶宮が開いていても、大温室の内部まで常に入れるわけではありません。冬の一部期間には夜間の内部公開が制限され、宮殿内も夜間観覧用の区域に分かれます。また、夜まで開いている昌慶宮から咸陽門を通り、昌徳宮へそのまま移れるわけでもありません。夕方以降が中心の日は、昌慶宮の水辺と建物を眺める一宮の散歩として組むと分かりやすくなります。
後苑の庭、二つの正殿、池と温室。最も気になる景色を中心に券と時間を整えておけば、現地では建物の名前や時計ばかりを追わずに、宮殿を歩く楽しみに集中できます。
出典
https://royal.khs.go.kr/ROYAL/contents/R404000000.do?schGroupCode=cdg
https://royal.khs.go.kr/ROYAL/contents/R601000000.do?schGroupCode=cdg
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https://my.heritage.go.kr/public/commentary/HtmlPage.do?menuId=04_01&pg=%2Funesco%2FHeritage%2FHeritage_04.jsp
https://digital.khs.go.kr/search/integratedSearch.do?checkbox=false&orderCd=B&page=110&pageSe=heri
https://royal.khs.go.kr/ROYAL/contents/R402000000.do?id=20241125093054576568&schM=view
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https://www.korea.kr/news/policyNewsView.do?newsId=148844474
https://www.kh.or.kr/cms/content/view/1281
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https://royal.khs.go.kr/ROYAL/contents/R404000000.do?schGroupCode=cdg